めぬま祭り ~妻沼練り込み~

「小学校の頃から行事の後は必ずこれだよ!」


聖天寿司

妻沼名物特大いなり(聖天寿司)を紹介してくれたのは妻沼の太鼓チーム天鼓会のリーダーを務める増田さん。

左のショートホープと比べるとその大きさが分かって頂けるでしょう。

先日のうちわ祭で衝撃を受け足を運んだ妻沼には、他にも日本三大聖天の一つに数えられる妻沼聖天山日本初の女医である荻野吟子、大正の終わり頃から一世を風靡したメヌマポマードなどその名が全国に知れ渡る文化豊かな町でした。



その昔利根川のほとりに2つの沼があり、上の沼に男体様が、下の沼に女体様があったことから、上の沼を男沼、下の沼を女沼とし、後に妻沼と変化したことが地名の由来なのだそうです。

さて肝心の「練り込み囃子」ですが、なんとこのお囃子天野宣(あまのせん)という方が一人で作られたものだそうです。


恐れ多くもドラムで叩くとすればこんな感じ。

妻沼練り込み囃子ドラム譜下火となっていた妻沼のお祭りを盛り上げるため須藤森一(故人)さんが中心となり山梨の甲府にお住まいの天野さんに新しい祭り用のお囃子を根気強く依頼され実現したとのこと。




「練り込み囃子」は天野さんはもちろん、須藤さんの熱意と妻沼の人達の強い思いが込められています。町の人の表情からはそれがはっきりと見てとれました。


篠笛・当たり鉦・うちわ太鼓、柄付き太鼓、平胴太鼓に念仏太鼓と多くの楽器を使い、この日聖天・歓・喜の3連から成る総勢約300人による合同演奏が行われたフィナーレはご覧の通り。



伝統という視点からみればまだまだ若いお祭りかもしれませんが、めぬま祭りを見ていると重要なのはそこではないような気もしてきます。
どうすれば地元の町が盛り上がっていくかと真剣に考える気持ち。
お祭りにかける人達の行動の根底には必ずこれがあります。

めぬま祭り 増田さん他の町の真似をするではなく、独自のお祭りのを作りあげている妻沼。
小さな子どもからお年寄りまで町ぐるみで参加する練り込みには大きな希望があります。
今後さらに発展していこくとを心よりお祈りいたします。

ちなみにこの日は若手チンドン屋さん達のアイドル高田宣伝社の方々の演奏もありました。やはり妻沼出身です。

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