実演: 2008年12月アーカイブ

前回の八木節に引き続き、今回は宮城が誇る漁師の民謡
斎太郎節に挑戦しました。

八木節が割と評判が良かった事を受けて
今回から「本気で民謡プロジェクト」と題し、
日本全国の民謡に新しい世代なりの解釈で取り組んで行くことを勝手に決意しました。
ただし節操もなく取り組むのではやらないほうがマシなので、以下の事だけは堅持しながら継続して行こうと思います。

1.メンバーの中に必ず一人はその民謡が生まれた地方の本場の人間を入れる事
2.和楽器は用いない事
3.必ずみんな歌う事
4.原曲を侮辱するような意図を持つ人間は参加させない事
5.原曲のリズムを大切にする事


以上の5点です。
それぞれ理由としては、

1.地方性を重視したいため、現地の話が色々聞けるため
2.和楽器を用いる事によって図らずも安易に和風になってしまうのを避けるため
また、用いる楽器が和であることよりも演奏する内容及び演奏者自身が和であることを重視するため(※現在和楽器と呼ばれるものの概念は全て明治以前で止まっているわけで、今後海外から入って来た楽器が和楽器と呼ばれるようになる時代が来ないとも限らない)
3.一体感を重視するため
4.当然でしょう。。
5.日本的ビートの探求という大儀を忘れないため


といった具合です。
長くなりましたが、それでは今回の斎太郎節について。

この曲の由来については諸説あるようですが、
個人的には萩原健一さんの主演映画「青春の蹉跌」の中でそれとなく歌われていた曲としての印象が強いです。
エンヤードット、エンヤードットの掛け声が一度聴いたら忘れられません。

そして今回メインでお招きしたのが、佐藤瞳さん

学生時代同じジャズサークルでずっと一緒に演奏していた事から今でも付き合いのあるピアニストの一人です。
当時からお世話になりっぱなしで僕にとっては東京の母のような存在ですが、
現在も都内のジャズ系ライブハウス、バーなどで活躍中です。
信頼する彼女の出身地である宮城を代表する民謡ということで斎太郎節な訳ですが、
実際の演奏はこんな感じになりました。



いや~、俺歌下手ですね~(笑)
宮城の皆さんすみません、でも歌いたかったんです。
プロジェクトの条件に歌の上手い下手は問わないってのを追加しないといけないですね。
それに比べ瞳姉さんはさすがですね、エレピの演奏も何とも艶っぽい!

この動画の録画中、斎太郎節についてみんなで話す場面があったのでそれも紹介します。



話題になっている斎太郎節の歌詞はこちら

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1.
松島のサヨー
瑞巌寺ほどの
寺もないトエー

(サビ)
アレワエートソーダ
大漁ダエー

2.
沖は雪サヨー
きて行かしゃんせ
茶のどてらトエー

3.
押せよ押せサヨー
二挺櫓(にちょろ)なら近い
塩釜がトエー

4.
前は海サヨー
うしろは山よ
小松原トエー

※歌詞に関する著作権はすでに有効でないものと認識しています。
問題があるようでしたらご連絡下さい。


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浜供養
なる行事があることが分かったり、本場の方を招く利点は想像以上に大きいですね。
ただ歌詞の内容については後で変えられたりしているものが多く、国自慢系の歌詞はその類が多いようです。ただ国自慢自体はむしろ良いことなので僕はこっちを尊重します。

結果はどうであれ、これは続けていくことに意味があると思います。
今後は安芸津盆踊り唄、牛深ハイヤ節、久留米そろばん踊り等を予定していますし、
じゃんじゃん行くつもりです。
このブログを見てくれている人は少ないとは思いますが、もし

「うちの町のこの民謡やりたい!」

なんて人が居たら大歓迎ですので、ご連絡お願い致します。
最後になりましたが協力してくれた瞳さん、小池くんどうもありがとうございました。
路上ライブもヨロシクね☆



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