動画: 2009年7月アーカイブ

現在住んでいる中野区新井でが行われた
新井薬師盆踊り大会(60周年)

僕が生まれる2倍以上前(変な表現)からこの地で行われている行事に
参加しない手はありません。


「新井の人が全員集まってるよこりゃ」

と、近くに居た人が言っていたほどのかなりの賑わい。
お寺の階段を上って全体を眺めると、どうやら抽選会が行われている模様。

「1等賞、最後の番号は5番!おめでとう!」

感動のあまり泣いていた方もいた様子。
おお、いいじゃん、盛り上がってんじゃん。

「それではこれから盆踊りを行います、皆さん櫓を囲んでおどりましょう!」

新井薬師盆踊り大会(60周年)ついに始まるかと思った矢先、サーっと人が引いていくのが上から見えました。

ん?なぜだ?
今日はは抽選会ではなく、
盆踊り大会だぞ。
しばらく眺めながら、このまま傍観者になってはならぬと思い踊りに参加します。



しかし、


寂しい。


正直言って太鼓も鉦も合っていないし、掛け声もない。唄も録音したものを流すだけ。
せっかく60周年だと言うのに盆踊りに工夫が感じられない。
これじゃ若者はついてこないわ。

僕自身新井のイベントの中では何より期待していただけに、
落胆も大きかった事を正直に書きます。

なんだかなぁ。。

お昼に行って来た山あげ祭りと比べ、この差は何だろう。

日本全国から沢山の人が集まる東京と、地元の人がほとんどの地方。
また芸能としての盆踊りとお祭りを単純に比べる事はもちろんできません。

が、60年も続いてるんです!

沖縄の真似をするわけでもなく、徳島の真似をするわけでもなく、

60年も続いてるんです!

だから僕は飽くまで盆踊りで頑張って欲しい。

非常に無責任な言い方かもしれませんが、
もっと頑張って欲しい。

お世話になっている町だから頼まれれば力を貸すつもりですが、
もともとの地元の人が主体になって盛り上げなければ、
本当の地域力にはならないと思います。

太鼓と鉦はもっとちゃんと音を聞いた方がいいし、踊ってる人の事を考えた方がいい。
テープをやめて全部生演奏にするだけでも、全然変わると思います。
あと掛け声がない!

「あそーれ!」「あよいしょ!」

これ入れるだけで全然活気が違うのに。。

結局ダメ出しばっかりしましたが、

「オメ~なんかに言われたかね~!」
「江戸っ子なめんな!」


そういう人が出てくるのを心から期待しています。
大好きだから言ってるんです。
誤解だけはなさらないで下さい。

新井薬師
http://www.araiyakushi.or.jp/


山あげ祭り去年に引き続き今年も行ってきました、
山あげ祭り!

日本中の祭りを見れるだけ見てやろうと思っている人間にとって、
同じ祭りをもう一度見に行くというのはよっぽどのことです。



でもこの山あげ祭りはそのよっぽどなんです。


前回お世話になった松本さんの人間的な魅力もさることながら、
ここで演奏されるお囃子が僕には強烈過ぎました。
この曲に四つ打ちのバスドラ入れたらトランスのパーティーが出来ると本気で思います。
絶対にしないで欲しいけど。。

ほら



山上げ祭りでは歌舞伎の舞台をその場で組み立てるのですが、
準備が出来るまでの間(40分くらい)これ、ずーっと演奏されるんですよ。

これでテンション上がんない人いるんでしょうか?

演奏されているのはお囃子小宅流の方々で、
動画中メインで写っているのは、

笛:滝沢さん
鉦:小森さん


太鼓の方達は変形していく山車に乗って演奏されています。
(この変形する山車もガンダムマニアに見せたいくらいかっこ良くて機能的)

山あげ祭りいつまででも聴いていられて、
且つ気持ちがアガル!
炎天下の中での舞台組み立てという過酷な作業を影で支えるにはこういう曲が必要なんですね。

「新囃子」

と言う曲だそうです。



全10曲入りのCDが烏山駅近くの山あげ会館で購入できます。
1500円!安い!

ただただベタ褒めしてるように写るかもしれませんが、
この方々の演奏能力は本気で高いです。

例えば
日本の芸能に鉦は付き物ですが、
これがヘタクソな為に興ざめしてしまうパターンは非常に多いです。
小森さんは何気なくチャンチキやってますが、全然ブレません。
正直このクオリティは僕には無理(笑)

もちろん
ピリッ!のタイミング、音色、ヤバイっすよ。
このセンス溢れるメロディーを滝沢さんは表現し切ってます。

そして太鼓
会長の松本さんの話では大胴、中つけ、下つけが皆違うリズムを叩いているそうです。
このテンポですよ、普通ズレが気になるでしょう。
音の強弱も付けながらこの演奏はスゴイ!
一糸乱れぬとはまさにこの事。

ね?

ほんと、日本人はリズム音痴だなんて誰が言ってんだか。。

お囃子小宅流の皆さんと今回はお囃子の話に終始してしまいましたが、山あげ祭りの魅力は野外で披露される歌舞伎、その舞台装置及び組み立ての手際のよさ、山車引きと挙げればきりが無い程沢山あります。

興味をもたれた方は是非実際に足を運んでみて下さい。
期待を裏切らない事を烏山の方に代わって保障します。



本気で一年間お祭りの為に捧げている方々の生き様を感じますよ。

最後になりましたが、小宅流の方々との記念撮影まで段取りして頂いた松本会長、
裏話を聞かせてくださった荒井さん、一緒に同行してくれた友枝さん。

本当にどうもありがとうございました。
また来年お会いしましょう!

山あげ祭り
http://www.mt-crow.net/k-karasuyama/index.php?mode=ym


八木節を愛する者にとって夢のイベントが、
桐生中央公民館市民ホールで行われました。

八木節連絡協議会に所属する全26団体が一同に会し、
約5時間ぶっ続けで次々に練習の成果を披露する「技能研修発表会」がそれです。

まずは毎年行われるというその年のキャンペーンスタッフの認定式。
認定された方々は一年間桐生のPRのため、各地で八木節を披露されるそうです。
ではそのキャンペーンスタッフによる八木節をどうぞ!



もう、さすが本場というか。。
文句ないっすね。

唄を担当されているのは八木節仲間にその名が知られるストウさんという方。
知らないのはモグリだと言われましたが、確かにこれだけ上手い人はそうそう居ないです。

しかしこうして改めて見ると、
本当に太鼓のアンサンブルが絶妙だと思いません?

堀込源太が馬を引きながら唄っていたとか、そういう話はよく耳にしますが、
一体このアンサンブルを考えた人は誰なのか?
太鼓の叩き方まで全部源太さんが指示したのでしょうか?
だとしたら日本のジェームス・ブラウンは間違いなく堀込源太です。
大正という時代が生んだ早すぎた天才でしょう。

チャッポコチャカポコチャカポッポポコ、チャッポコチャカポコ。。
これに鉦と太鼓が入ってあの笛でしょ。
ん~、すげ~。

この曲をアレンジする時どうして皆この一番面白いリズムを8ビートとかにしちゃうのか、
僕にはさっぱり理解ができない。

超期待して買った石川晶さんのCD(その名も「八木節ドラム」)も、
やっぱり演奏はジャズ・フュージョン系。

リズムがカッコいいんでしょ!八木節は~!!(怒)

だから僕は正調が好きです。

敬意を表して参加された26チームを紹介させて頂きます。(*演奏順)

  1. 東京睦会
  2. 桐信八木節愛好会
  3. 上州八木節虎龍会
  4. 上栄会
  5. 群大工学部チーム
  6. 小倉クラッチ 小松会
  7. 境野町 敬友会
  8. 八木節保存会 美つ和会
  9. 八木節 上州睦会
  10. 太田市八木節連合会
  11. 館林市成北八木節愛好会
  12. 桐生八木節 民謡会
  13. ミスター八木節グループ
  14. 桐生八木節 天晴会
  15. 桐生八木節 桐雅会
  16. 上州八木節保存会
  17. 桐生日昇会
  18. 山田製作所八木節愛好会
  19. ミツバ八木節 昇竜会
  20. サンウェーブ八木節会
  21. 上州八木節天沼会
  22. 桐生京和会
  23. 赤城八木節会
  24. 市役所八木節愛好会
  25. 藪塚 八木節愛好会
  26. 桐生八木節 昭友会

八木節連絡協議会研修発表会さすがに26回も連続で八木節のみ聞くとお腹いっぱいになりましたが、
皆さんそれぞれ工夫されていて色んな発見がありました。

今回のイベントに誘っていただいた日昇会の丹羽幸司さん(写真右)、
どうもありがとうございました。
それではまた来月本番の
八木節まつりで。


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