深川八幡祭り ~箕輪家流墨田囃子保存会~

江戸三大祭りの一つ
ということで行って来ました。

深川八幡祭り今年は三年に一度の本祭で、各町内から計55基の神輿に加え岩手県平泉町の町神輿1基が特別参加したそうですが、生憎のお天気。

深川八幡祭りは「水かけ祭」と呼ばれるように神輿に清めの水がかけられるのですが、小雨の降る中担ぎ手が風邪を引いてしまわないかと余計な心配をしてしまいました。



それにしてもとにかくすごい人で、1807年(文化4年)に見物人が集中し過ぎて永代橋が崩れて怪我人が出たというのも頷ける大盛況ぶり。
今回の例大祭に訪れたのは約31万人だそうです。
ヒ~、ホントろくな写真が撮れませんでした。
「ワッショイ、ワッショイ」

と神輿が通り過ぎる中、目を引いたのは、箕輪家流墨田囃子保存会の皆さんの演奏。
会長の安藤明さんにお話を伺ったところ、江戸の祭り囃子は諸説はあるものの発祥は葛西神社の神主さんがまとめた和歌囃子(馬鹿囃子とも)と言われ、青少年の健全な育成に指導教育されていたものだそうです。
またブラジルとの比較になりますが、青少年の更正に音楽指導を利用したという意味ではサルバドールの太鼓集団OLODUMと重なるところがあって面白いですね。



さて皆さん黙々と演奏されていますが、これめちゃくちゃ難しいんですよ!

というのも最近東京チンドン倶楽部の高田さんの紹介で日暮里の松本源之助社中にお世話になっていて、僕も江戸の祭り囃子を習っているのです。
アドリブが含まれる点ではジャズに似ているところもありますが、
小節の概念が無い点で西洋の音楽とはまったく次元が違います。

よく、「慣れだよ、慣れ」って言われますけど。。。
まぁそうなんでしょうね。
今後ドラムでもアプローチしてみたいですけど、ビートと言うよりは楽曲です。

演奏される曲は
・屋台
・昇殿
・鎌倉
・四丁目
・神田丸
・麒麟
・亀戸
・階殿
・鞨鼓等

この辺は江戸の祭り囃子に共通するようです。
箕輪家流墨田囃子保存会にはまた改めてお伺いしようと思っています。
安藤さん、どうもありがとうございました。

実際は当時の江戸で社会問題となっていた放蕩を防ぐ為に神主の名を利用したとの説明もありこの辺はロマンをそそります。
関連記事:和歌囃子・ばか囃子・江戸囃子の項参照

箕輪家流墨田囃子保存会
http://www.city.sumida.lg.jp/kyouiku/syougai_gakusyuu/gakusyu_sien/bunkazai_hogo/bunkazai_itiran/sumida_tourokubunkazai/mukei_minzokubunka/sumida_touroku901/index.html

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