せり込み蝶六
この民謡を生で聴くため、
富山県は魚津市で行われるじゃんとこい祭りへ行ってまいりました。
先週は岐阜(白鳥・郡上八幡)、昨日は群馬(桐生)、そしてこの日は富山と、
我ながらよくやるな~と思いながらも見たいものは見たいのです。
このせり込み蝶六という民謡は瀧田くんから教わったのですが、
一回聴いただけでこのリズムは 来る!と感じました。
腹にぐっと来る訳です。
さて東京方面から魚津へのアクセスは、
東京→越後湯沢(新幹線Maxとき)→魚津(JR特急はくたか)
辺りが無難でしょうが、僕はさすがに疲労が溜まっていたせいか、
新幹線で寝過ごして長岡まで行ってしまいました。。
あぁ、天地人~
さすがに焦りましたが、JR特急北越というのに乗れば長岡から魚津まで一本で行けるようですね。
長岡の駅員さんありがとう。
で、着きました、魚津!
あの上杉謙信も、江戸川乱歩もこの町でこの町で見たという蜃気楼!
織田軍と上杉軍が攻防戦を繰り広げた、魚津城!(今は小学校)。
夏の夜空を鮮やかに彩る
たてもん祭り!
見所盛りだくさん、越中の要所です。
昨日に引き続き、ちらほら小雨のぱらつくパッとしない天気ではありましたが、
そんなことは気にせず、先に着いていた瀧田くん達と合流。
ちょっと腹ごしらえしてから行こうか~?
と入ったお店は地元で若者に人気というこのお店。
三三五五
緑堤燈は国産食材50%以上の印!
このお店が大当たり!
ほたるいか黒作りはもちろん、
魚津ならではの食材で調理された料理の前に口元緩みっぱなし。
代表の三井田一博さん(中央)
がこれまた地元のことを良くご存知で、沢山魚津のお話を聞かせて頂きました。
こういう人だからこういうお店ができるんだなと。。
お土産に富山の方言番付表まで頂いて、三井田さんどうもありがとうございました。
さて、いよいよ本番
じゃんとこい魚津まつり
会場となる大通り(22m通りというらしいですが、もっとあると思う)まで臨時バスで向かいました。
右から
野崎 昭雄さん(現会長)
出島 洋さん(太鼓)
宮坂新太郎さん(前会長)
嶋川 悦郎さん(踊り)
です。
僕らの様な若輩者に親切にしていただき本当にありがとうございました!
興味を持った方は是非魚津へ!
日本海の幸に蜃気楼、せり込み蝶六が待っていますよ。
魚津せり込み蝶六保存会
https://serikomi.uozu.net/
じゃんとこい魚津まつり
https://www.ccis-toyama.or.jp/uozu/kankou/event/uozu_matsuri.html
この民謡を生で聴くため、
富山県は魚津市で行われるじゃんとこい祭りへ行ってまいりました。
先週は岐阜(白鳥・郡上八幡)、昨日は群馬(桐生)、そしてこの日は富山と、
我ながらよくやるな~と思いながらも見たいものは見たいのです。
このせり込み蝶六という民謡は瀧田くんから教わったのですが、
一回聴いただけでこのリズムは 来る!と感じました。
腹にぐっと来る訳です。
さて東京方面から魚津へのアクセスは、
東京→越後湯沢(新幹線Maxとき)→魚津(JR特急はくたか)
辺りが無難でしょうが、僕はさすがに疲労が溜まっていたせいか、
新幹線で寝過ごして長岡まで行ってしまいました。。
あぁ、天地人~
さすがに焦りましたが、JR特急北越というのに乗れば長岡から魚津まで一本で行けるようですね。
長岡の駅員さんありがとう。
で、着きました、魚津!
あの上杉謙信も、江戸川乱歩もこの町でこの町で見たという蜃気楼!
織田軍と上杉軍が攻防戦を繰り広げた、魚津城!(今は小学校)。
夏の夜空を鮮やかに彩る
たてもん祭り!
見所盛りだくさん、越中の要所です。
昨日に引き続き、ちらほら小雨のぱらつくパッとしない天気ではありましたが、
そんなことは気にせず、先に着いていた瀧田くん達と合流。
ちょっと腹ごしらえしてから行こうか~?
と入ったお店は地元で若者に人気というこのお店。
三三五五
緑堤燈は国産食材50%以上の印!
このお店が大当たり!
ほたるいか黒作りはもちろん、
魚津ならではの食材で調理された料理の前に口元緩みっぱなし。
代表の三井田一博さん(中央)
がこれまた地元のことを良くご存知で、沢山魚津のお話を聞かせて頂きました。
こういう人だからこういうお店ができるんだなと。。
お土産に富山の方言番付表まで頂いて、三井田さんどうもありがとうございました。
さて、いよいよ本番
じゃんとこい魚津まつり
会場となる大通り(22m通りというらしいですが、もっとあると思う)まで臨時バスで向かいました。
人影がまばらだと思ってよく見ると皆さん歩道によけております。
このせり込み蝶六は街流し(パレード)形式をとっており、
大通りは総勢約3500人の踊り手さん達がそれこそ蝶のように舞うわけですね。
動画は色々撮ったのですが、まずは踊り手さん達の雰囲気が伝わるのでこれ。
やっぱ踊ってる方々も声が出てると全然見てる側も上がりますね。
この交差点から実際に演奏をしているゴール地点まではかなり距離があり、
この辺りで聞こえているのはスピーカーによるものですね。
で、実際の演奏側はと言うと、
ちょうどタイミング悪く三味線・胡弓の演奏者が交代するところですが、
僕はまずこの平太鼓を撮っておきたかったのでご了承下さい。
ちなみに後でまたご紹介しますが、太鼓を叩いてらっしゃるのが
出島 洋さん
三味線から胡弓に持ち替え演奏されているのが、
魚津せり込み蝶六保存会会長の
野崎 昭雄さんです。
長い長い街流しが終わり、最後に披露されるのが模範演技。
堤燈、手踊り、傘、扇子、花笠、笠と様々なパターンで踊られますが、
その名前の元となった扇子の動きはまさに蝶のようですね。
五人の男性の左から二番目で踊ってらっしゃる方が
嶋川 悦郎さん
さすがにうまいっすね~。
カッコイイ!
ここまで見て頂いた方はお分かりだと思いますが、
演奏の途中に入る
じゃ~んとこ~い、じゃ~んとこ~い
ってのがこのイベントの名前の由来です。
さてさて、これだけで魚津への道行きは終わりません。
以前から連絡を取らせて頂いていた保存会会長の野崎さんの呼びかけで、
翌日の朝関係者の方々を集めてお話を聞かせて頂いたのです。
なんたる幸せ。。
魚津の民謡の全てが凝縮されたと言っても過言でない、
「越中魚津の民謡(50周年記念)」
なる保存会さん発行の200ページ弱に上る貴重な写真入りの資料及びDVDまで頂き、なんとお礼を言ってよいのやら。。
まだ頭の中で整理できていないので下手な事を書くのはよしておきますが、お話から分ったことをいくつか。
せり込み蝶六の踊りの基本は念仏・祈り・感動・喜びからなる踊躍歓喜(ユヤクカンギ)であり、
扇子を持って踊る理由も末広がりで目出度いからだそうです。
踊りを見ていればその様子が伝わってきますね。
名称については、民俗研究家の方が魚津を訪れた際に命名されたとのこと。
一口にせり込み蝶六と言っても昔は、
羽根曽(ハネソ)音頭
大道蝶六
流し川崎
古代神
ちょんがら
(もう一回)大道蝶六
松坂
千秋楽
という流れで非常に変化に富んだものであったようです。
現在では時間の関係上主に「古代神」と「ちょんがら」による二段構成となっていますが、
最後には「輪島」という石川県能登輪島から伝わった民謡が付け加えられています。
「わじま~の~な~らいじゃ~」
と唄っていた意味もこれで納得がいくというものです。
ねぇ?
って言ってもちんぷんかんぷんでしょ?曲名多すぎますね。
しかもこれに加え酒造り唄もあるんです。
魚津の人音楽好き過ぎ!
酒造り唄って僕の実家安芸津町もそうですが、
「桶洗い唄」「米研ぎ唄」「もとすり唄」「二番がい唄」他、沢山あるんですよ。
魚津の人音楽好き過ぎ!
自分の理解力のキャパを超えているので、
ふざけるしかありませんが、あまり難しい内容になっても仕方が無いので。
興味ある方は是非自分で追及して下さい。
とは言え、せり込み蝶六に取り組もうとする以上、
歌詞の内容を理解しておく事は必須です。
二十八日口徳
親鸞聖人の命日である二十八日が名前の由来ですが、
蓮如上人がお作りになり信仰者に唱和させたのがこの二十八日口徳なのだそうです。
せり込み蝶六で主に唄われるのはこの詞章なわけで、
僕は図らずも浄土真宗の教えをこんなところから学んだりすることになりそうです。
いや~、今回は長くなりました。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
そして最後は記念撮影このせり込み蝶六は街流し(パレード)形式をとっており、
大通りは総勢約3500人の踊り手さん達がそれこそ蝶のように舞うわけですね。
動画は色々撮ったのですが、まずは踊り手さん達の雰囲気が伝わるのでこれ。
やっぱ踊ってる方々も声が出てると全然見てる側も上がりますね。
この交差点から実際に演奏をしているゴール地点まではかなり距離があり、
この辺りで聞こえているのはスピーカーによるものですね。
で、実際の演奏側はと言うと、
ちょうどタイミング悪く三味線・胡弓の演奏者が交代するところですが、
僕はまずこの平太鼓を撮っておきたかったのでご了承下さい。
ちなみに後でまたご紹介しますが、太鼓を叩いてらっしゃるのが
出島 洋さん
三味線から胡弓に持ち替え演奏されているのが、
魚津せり込み蝶六保存会会長の
野崎 昭雄さんです。
長い長い街流しが終わり、最後に披露されるのが模範演技。
堤燈、手踊り、傘、扇子、花笠、笠と様々なパターンで踊られますが、
その名前の元となった扇子の動きはまさに蝶のようですね。
五人の男性の左から二番目で踊ってらっしゃる方が
嶋川 悦郎さん
さすがにうまいっすね~。
カッコイイ!
ここまで見て頂いた方はお分かりだと思いますが、
演奏の途中に入る
じゃ~んとこ~い、じゃ~んとこ~い
ってのがこのイベントの名前の由来です。
さてさて、これだけで魚津への道行きは終わりません。
以前から連絡を取らせて頂いていた保存会会長の野崎さんの呼びかけで、
翌日の朝関係者の方々を集めてお話を聞かせて頂いたのです。
なんたる幸せ。。
魚津の民謡の全てが凝縮されたと言っても過言でない、
「越中魚津の民謡(50周年記念)」
なる保存会さん発行の200ページ弱に上る貴重な写真入りの資料及びDVDまで頂き、なんとお礼を言ってよいのやら。。
まだ頭の中で整理できていないので下手な事を書くのはよしておきますが、お話から分ったことをいくつか。
せり込み蝶六の踊りの基本は念仏・祈り・感動・喜びからなる踊躍歓喜(ユヤクカンギ)であり、
扇子を持って踊る理由も末広がりで目出度いからだそうです。
踊りを見ていればその様子が伝わってきますね。
名称については、民俗研究家の方が魚津を訪れた際に命名されたとのこと。
一口にせり込み蝶六と言っても昔は、
羽根曽(ハネソ)音頭
大道蝶六
流し川崎
古代神
ちょんがら
(もう一回)大道蝶六
松坂
千秋楽
という流れで非常に変化に富んだものであったようです。
現在では時間の関係上主に「古代神」と「ちょんがら」による二段構成となっていますが、
最後には「輪島」という石川県能登輪島から伝わった民謡が付け加えられています。
「わじま~の~な~らいじゃ~」
と唄っていた意味もこれで納得がいくというものです。
ねぇ?
って言ってもちんぷんかんぷんでしょ?曲名多すぎますね。
しかもこれに加え酒造り唄もあるんです。
魚津の人音楽好き過ぎ!
酒造り唄って僕の実家安芸津町もそうですが、
「桶洗い唄」「米研ぎ唄」「もとすり唄」「二番がい唄」他、沢山あるんですよ。
魚津の人音楽好き過ぎ!
自分の理解力のキャパを超えているので、
ふざけるしかありませんが、あまり難しい内容になっても仕方が無いので。
興味ある方は是非自分で追及して下さい。
とは言え、せり込み蝶六に取り組もうとする以上、
歌詞の内容を理解しておく事は必須です。
二十八日口徳
親鸞聖人の命日である二十八日が名前の由来ですが、
蓮如上人がお作りになり信仰者に唱和させたのがこの二十八日口徳なのだそうです。
せり込み蝶六で主に唄われるのはこの詞章なわけで、
僕は図らずも浄土真宗の教えをこんなところから学んだりすることになりそうです。
いや~、今回は長くなりました。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
右から
野崎 昭雄さん(現会長)
出島 洋さん(太鼓)
宮坂新太郎さん(前会長)
嶋川 悦郎さん(踊り)
です。
僕らの様な若輩者に親切にしていただき本当にありがとうございました!
興味を持った方は是非魚津へ!
日本海の幸に蜃気楼、せり込み蝶六が待っていますよ。
魚津せり込み蝶六保存会
https://serikomi.uozu.net/
じゃんとこい魚津まつり
https://www.ccis-toyama.or.jp/uozu/kankou/event/uozu_matsuri.html
精力的ですね。
自分が行きたいところばかりいらっしゃってます~!すごいですね~!うらやましいです(…と魚津はウチから150㎞ほどなんですケドね)
自分は魚津の「せり込み蝶六」と滑川の「新川古代神」が大好きで!といいつつナマで見たのは「新川古代神」だけです(泣)
DVDについては、自分も最近、保存会のホームページから購入したばかりで…。
こういう民謡ネタの記事が読めて、こちらのブログ、いいですね~!
いや~ありがとうございます。
僕は線翔さんみたいにキチッと書けないので、
中学生みたいな文章になってしまうのが情けないところですが。。
DVDは踊り方のレクチャーもあって充実した内容ですよね。
保存会の方々も本当にいい人達でしたよ。
富山の辺りってセンスのいい民謡が多くて分析が大変です(笑)